皆さんの日常生活で時々遭遇する腰痛についてお話してみます。
腰痛で一番 よくきかれるのが「冷やすのですか?温めるのですか?」という質問です。
基本的にはR・I・C・Eと呼ばれている Rest(休める)Icing(冷やす)Compression(圧迫)Elevation(高める)が急性外傷の基本になります。
腰痛の場合、転倒して腰を打った(打撲・骨折・挫傷)・重いものを持った時のぎっくり腰で腫脹が著しい場合は上記の処置になります。
この場合は初日から翌日にかけては冷やす方がよいでしょう。
その他の場合は内臓の悪化や骨盤の歪みまたは背骨の湾曲による腰痛もありますが、その場合を除いて多くは温めた方が治癒は早いと思います。
その根拠に腰は体重の60%を支えており常に荷重がかかっており根本的な原因の多くは筋肉の柔軟性がなくなっていることが多いので
温めることによって筋肉の緊張を緩和しマッサージすることで回復することが多いです。(ストレッチも有効です)
また筋肉の柔軟性がなくなり筋膜という筋肉の上に薄い膜があるのですがそれが損傷してしまい痛みが発生するものを【筋膜性腰痛症】と言われています。この症状が続くと椎間板ヘルニア・すべり症等になります。狭窄症は不明です。
以上のように予防策としては腰の筋肉の柔軟性を失わないことが大切です。これから寒くなってきますので、腰にカイロを当てておくのも一つの方法ですね。
著者について